まちキャンでまなぶ

まちづくり市民研究所 第5期、研究成果まとまる。

まちづくり市民研究所第5期は、「AI,IoTでくらしをイノベーション!!」がテーマです。
「AI,IoT」って難しそう...。私たちの生活には関係ないんじゃない?
そんなことはありません!「AI,IoT」は私たちの日々の生活にとても深くかかわっているのです。
このテーマのもと、自分たちの生活や家庭、地域などでどう活かすことができるのか、10名の市民研究員がその可能性を学び、調査、研究してきました。地域の公共機関と産業、そして市民の皆さんが連携して実用化を目指してほしいサービスやシステムを、2つのテーマに絞って提案しています。
市民研究員の皆さんの想いや願いのつまった研究成果をぜひご覧ください。

報告書 報告書
(8.4MB)
報告書概要版 報告書概要版
(1.7MB)

※ 報告書は、上記からダウンロードできます。
  まちなかキャンパス長岡にも設置してありますので、そちらでもご覧いただけます。

AI,IoTでくらしをイノベーション !!

AI(Artificial intelligence)=人工知能、IoT(Internet of Things)=モノのインターネット。
AI,IoTは、どちらも「手段」(道具)です。大切なのは、この道具を使って「何をするか」です。
まちづくり市民研究所では、AI,IoTを使ってくらしを便利にしたり、身近な課題を解決するための仕組みを提案します。

身近な生活に活かす
ちょいのせマッチングサービス「noriAI」(のりあい)

 運転免許を持たない高齢者や部活や塾に通う子どもなど、自力で遠距離移動ができない人(移動困難者)と、自分が運転するついでに乗せてあげようという人(送迎ボランティア)をマッチングするシェアリングサービスを提案します。
 移動困難者が、自分に合ったデバイス(スマホ、ガラケー、固定電話)からnoriAIにアクセスし、いつどこに行きたいのかを発信します。AIは前もって登録している送迎ボランティアの位置情報や移動履歴などを分析して候補者を選び、候補者に移動困難者の情報を発信して、乗せてくれる送迎ボランティアとマッチングします。マッチングが成功すると、双方に必要な情報を通知します。その際、移動困難者には、実費として払う対価の額を通知します。乗車後、支払いは前もって購入しておいた電子マネーポイントで決済し、相互の評価をnoriAIにフィードバックすることで、利用者の信用評価につなげていきます。
 このサービスを活用することで、いくつかの効果が生まれます。高齢者が安心して免許返納ができる社会にすることで、高齢運転者の交通事故を減らすことができたり、部活や塾の送迎車台数が減ることによって、長岡駅周辺でみられる違法駐車や渋滞が軽減できるといった交通事情の改善が図られます。また、移動困難者が無償ではなく対価を長岡市電子マネーポイントとして支払うことで、他機関との競合を避けることにもつながり、送迎ボランティアにも実費分の対価がもらえるというメリットがあります。これらがつながることによって、長岡市の経済の活性化にもつながっていくと考えます。
 私たちは、このnoriAIマッチングサービスを他の困り事にも広げ、「相互に助け合うまち長岡」として長岡市民が助け合う未来を展望としています。

noriAI

地域や観光資源、長岡らしさを活かす
AI,IoT活用! 錦鯉&観光案内 - 地域の産業発展と広域ネットワークのハブとして -

 長岡を訪れなければ経験できない取り組みで観光を動機付けし、さらに長岡観光を快適にサポートできるよう、観光時の困り事を解決してリピーターにつなげる仕組みを提案します。
 まず、観光の動機付けとして「錦鯉」を取り上げました。錦鯉は長岡市山古志地域が発祥の地で、今も多く飼育されており、長岡市や新潟県の魚にも指定されています。年々海外での人気は高まっていますが、国内では普段から慣れ親しんでいる人は少ないということに着目し、気軽に利用してもらえる「錦鯉ゲームアプリ」を考えました。AIの画像認識を利用した自分だけの錦鯉をアプリ内で育て、市内観光拠点にAI技術を駆使した「デジタル野池」設置し、そこで自分の錦鯉を泳がせることができます。
 さらに、長岡市への観光リピーターを増やすため、コンシェルジュアプリを考えました。利用者の要求が曖昧でも、「興味・関心」「時間」「場所」などをAIに伝えるだけで、AIが最適なプランを提供してくれます。観光場所の情報は、ガイドブックを軸にSNSの投稿履歴や地図アプリ経路情報などを取り入れ、利用者の興味などを判断し、関心がありそうな場所を提案します。
 これらの「錦鯉が泳ぐデジタル野池」と「観光案内コンシェルジュ」の仕組みが、観光をきっかけとした今後の長岡市全体の活性化につながり、さらに移動経路のビッグデータを基にしたインフラ整備にも活かせたらと考えています。

錦鯉&観光案内


テーマ 「AI,IoTでくらしをイノベーション!!」
研究期間 平成30年1月~平成30年10月
所長 羽賀友信 まちなかキャンパス長岡 学長
ディレクター 湯川高志 長岡技術科学大学 教授
土田知也 長岡造形大学 教授
オブザーバー 長岡市商工部産業イノベーション課
   商工部工業振興課
   総務部情報システム管理課
アシスタント 1名
事務局 まちなかキャンパス長岡運営協議会事務局

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